1. >
  2. >
  3. 社会人から薬剤師になれますか?

社会人から薬剤師になれますか?

挑戦してみたい

薬剤師ということでは、社会人になって働きながら目指すことができるのでしょうか?
その場合の国家試験の問題というものはどのようなものでしょうか?

私は薬学部が4年制だったころ卒業したものの、その当時は国家試験を受験せずに、多業種に就職をしました。
しかし、薬剤師に興味を持ったため転職をしたいと思います。
何とか薬剤師の資格取得はできないものでしょうか?

受験資格が必要

まず、受験資格の問題があります。
受験資格を有していない状況では、6年間薬学部に通い、卒業できる状態にまでならなければいけません。
受験資格だけでも持っていれば、社会人から資格取得を目指すことは可能です。

ここで大きな問題になるのは、実際に薬剤師に合格することができ、活躍することができるかということになると思います。
受験資格があれば、受験し合格すればいいだけのことです。
しかし、相当な覚悟がなければ、薬剤師になることはできません。w複数の資格を取りたいのですが…

薬剤師に合格するということは、もともと難易度が高い性格を持っています。
国家資格でよくあることですが、1年に1回しか試験がありません。
これだけでも、受験の難易度は跳ね上がってしまうのです。

また、幅広い知識を持たなければいけない資格であり、常に新しい知識が求められます。
法規といったことひとつとっても、古い法規を使うことがない以上、常に最新の情報を持って臨まなければいけません。
そのため、受験資格を持っていたとしても、一体それから何年開いたのかということが重要になります。

長期的な視野に立ち本当に時間を作り勉強できるのかを考える

社会人からでも薬剤師目指すことは可能です。
しかし、なかなか大変なものではあると思います。

新卒合格率と既卒合格率を見てみると、問題がよくわかります。
現在の合格率をみると、6年生を卒業した、またはする見込みで受験した場合、77%もの合格率になったのです。
ところが、既卒の場合には、50%しかありません。

なぜ、こうした大きな開きが生まれるのかといえば、最新の情報に対する問題もあるでしょう。
この辺りは、勉強方法などで解決することができるかもしれません。

しかし、既卒になってしまうと、薬学部にあるような器具を使って勉強することは難しいでしょう。
少しでも現役から離れてしまうということが、合格率に大きな影響を与えるのです。
現役で合格することが最も容易であるというのは、こうした理由が絡み合っているからだといえます。

かなり長い時間を勉強に費やさなければいけません。
既卒となれば、その時間はさらに増えますし、効率よくやっていかなければいけないでしょう。
長期的な視野に立ち、時間を掛けて対策をすることになりますので、それだけの覚悟と環境をそろえなければいけません。

勉強をするとしても、疑問点を解決するのが既卒は難しくなります。
だれかが指導してくれるわけではありませんので、難易度は驚くほど高くなると覚悟する必要があるのです。

Posted in BBS