1. >
  2. >
  3. 地域で違う?薬剤師の求人状況 ~兵庫~

地域で違う?薬剤師の求人状況 ~兵庫~

大阪府と隣接し東西に発達した兵庫県

兵庫県といえば、神戸市を代表するように、多くの人口を抱える都市が多くあります。
西宮市や宝塚市、尼崎市、明石市、姫路市と関西でも有数の都市が並ぶでしょう。
これは、交通機関の発達が大きな要因で、私鉄も多く存在するため、人口発達が進んだといえるのです。

ただし、これも東西に対する動きであり、南北ということではアクセスがいいとは言えません。
さらに、神戸市より東部は大阪府に隣接するため発達してきた傾向がありますが、西部地域はそこまで発達するだけの条件があるとは言え倍でしょう。

大学ということでは、薬学部を設置した私立大学が多く、有名なところでは、神戸薬科大学や神戸学院大学、武庫川女子大学など多数存在します。
こうした状況が、将来の薬剤師を多数輩出する要因となっているといえるでしょう。
実際に求人数は多く、さまざまな場所で活躍しています。

他ではあまり見ない特色として、漢方薬局の求人が多いのが目立つでしょう。
全国で見ると、そこまでの数があるわけではありませんが、兵庫県ではかなり目立ちます。
これも、中華街の影響がある神戸市周辺で強くみられる傾向なのです。

高い年収相場の求人も多い

人口に対する薬剤師の数を見ると、全国的に見ても薬剤師の数はかなり多めです。
5位前後の位置にいることを考えると、かなり充足感があるともいえるでしょう。
これも神戸市より東部地域の話であり、西部地域になるとかなり不足しています。

山間部や北部である日本海側を見ると、この問題はさらに大きなものとなるでしょう。
かなり顕著な傾向を見せており、格差が激しいことがわかります。

ですが、神戸市という大都市を抱え、隣接する大阪府の状況を考えると、日本海側の北部地域でも、年収相場はかなり高いものがあるといえるでしょう。
需要と供給のバランスがはっきりと見えており、神戸市周辺の薬剤師の年収相場よりも、北部地域のほうがはるかに高いことがあるのです。
それでも薬剤師の数が足りないのは、アクセスの問題もあり、居住地域が南部に集中しているということが指し示しています。

実際に薬剤師の募集が多いのは、兵庫県が薬の安全な使い方に対する事業をおこなったりしていることもあるでしょう。
こうした手厚い保護や制作をしているからこそ、人口も増加したといえるのです。