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地域で違う?薬剤師の求人状況 ~神奈川~

東京都に次いで巨大な人口を抱える神奈川県

人口ということで見ると、東京都に次いで多いのが神奈川県です。
その人口は約900万人を超えてきています。みなとみらいをはじめとする
近代的な姿を持つ一方で、鎌倉のような古い歴史を誇る地域も抱えている地域です。
箱根や伊豆といった自然あふれる地域の二面性があるのは、大きな特徴だといえるでしょう。
観光地としても、大きな価値を持っているのです。

商業都市や工業都市として、横浜市や川崎市、横須賀市など巨大な都市をいくつも抱えています。
人口密集地と過疎地の差が激しいところも、神奈川県の特色です。

人口10万人当たりの薬剤師の数が多い

神奈川県の薬剤師を見てみると、全国で3位前後の数を抱えています。
人口10万当たりの薬局の従事者ということでは、全国2位になるほど、薬剤師の数が多いのが神奈川県です。
非常に薬剤師の数が多く、集中しているといえます。求人ということで見ると、調剤薬局や
ドラッグストアだけではなく、企業や病院なども多数見ることができるでしょう。
業種別に見ても、非常に多彩な薬剤師の求人が並んでいます。

アクセス環境を見ると、神奈川県の中でも優れているのは、横浜市や川崎市といえるでしょう。
求人の数も、こうしたアクセス環境の良い横浜市や川崎市に集中する傾向があります。

それも、調剤薬局が目立つのは、この地域にそれだけ医療機関が多いということも示しているでしょう。
実際に薬剤師が住んでいる地域ということでも、横浜市や川崎市が人気の高い地域といえるのです。

全体的に求人がある一方で格差が激しい現実

その一方で、県全体としてみると、横浜市や川崎市を除けば、確実に不足しています。
人口密集地に集中しやすい傾向の反面、その差は激しく、観光として人気のある湘南エリアでも
多くの求人を見かけるといえるでしょう。

最も深刻なのは、内陸部です。
人口の格差も激しい地域ですが、こうした地域では調剤薬局だけではなく、
全体的に足りていません。小田原などの西部でも、こうした傾向がみられるといえるでしょう。
年収という面で見た場合でも、格差が目立ちます。横浜市や川崎市は、
年収700万円クラスの求人がある一方で、内陸部や西部地域ではでは、400万円クラスに
落ち着いてしまうものが多くみられるのです。幅広いエリアで需要がある一方で、
こうした格差を考えてみることも必要といえるでしょう。